ミロヴィ幼女

思っていないことを思う

VRアカデミア。すごい

 今回はtwitterで見かけた『VRアカデミア』という試みがすごく面白いなと思ったので個人的に感じたこの試みが秘めているであろう意義などについて軽く触れます。VRアカデミアという文字を見かけて2分でこの記事を書き始めたので、システムに関する理解が不十分、もしくは間違っている可能性もあるということを念頭に置いてご覧ください。

 

 

 まずVRアカデミアとはなんぞやという話ですが、簡単に言うと有志の教養のある人々がvtuberとして特定の分野についての教育的な動画をアップしてくれるというものです。例えば数学を専攻している人ならば数学に関する動画をアップしてくれるというわけですね。

 twitterハッシュタグVRアカデミアと検索するとより詳しく正しく理解できるかと思います。

 

 次にこのVRアカデミアという取り組みの素晴らしい点についてですが、まぁ良いとこだらけですよね正直。

 中でも最も優れているのはどの分野についての動画を見るかが完全に自由なところだと思います。つまりネットに無料公開されている動画で専門的な話を聞ける環境が形成されていった場合、興味と学問がよりダイレクトにつながります。

 現状専門的な学問に触れるためには大学に行くか独学かの2択ですが、大学に行くためにはそれなりに面倒なステップを踏まねばならないため膨大な時間とお金が必要です。そのため独学を強いられる場合もあると思うのですが、このプロジェクトが順調に成長していけば今よりもさらに学問への熱意がそのまま学問に結びつきやすくなるのではないかと感じます。

 そして実は学問に対してそこまで興味がない人にとっても嬉しい試みであるように思います。なぜかというとインターネットに無料で公開されている動画を見るだけなので暇な時にちょっと見て、もし興味が湧かなかったらすぐに見るのをやめることができるからです。例えば僕は高校時代英語と数学が苦手だったせいで時間が足りなかったので受験のために数学を切って英語だけ勉強していましたが、別に数学が心の底から嫌いというわけではないし、世の中に実在している面白い現象のほとんどは数式の分野だとも思っているので特別な手間をかける必要なく、気が向いた時に数学についての話を聞くことができたりするというのはありがたいです。まぁ意味は9割分からなかったりするんですけど、それでいいと思います。

 

 結局このプロジェクトも「情報の摩擦」を減らすことに貢献していると思っていて、有り余る情報をユーザーがスムーズに、そして自由に消化できるインフラの1つの形として注目していきたいです。

 

 当面課題になりそうなのは動画提供者の失踪や、視聴者数の確保と維持。そして巨大なコンテンツになった後は提供される動画の情報の正誤確認などでしょうか。感覚的には学問専門の動画版wikipediaのような理解なのですが、wikiとは違って情報の提供元が明らかになっていることが意図的な誤情報の発信の抑止力になるかもとも思います。

 

 すごくざっくりした感じになってしまいましたが、取り急ぎ僕のFF内にだけでも知ってもらいたかったので書きました。