ミロヴィ幼女

思っていないことを思う

2022富士S&菊花賞

富士S(自信S、結果C)

◎10セリフォス

○14ダノンスコーピオ

こんなの斤量的にも仕上げ的にも絶対セリフォスが勝つし、2着もほぼほぼダノンスコーピオンでしょって言いいながら馬単1点だけ買ったら、ダノンスコーピオンが3着で外れた。バカにしやがって~。これを取れなかった時点で、菊花賞もすり抜ける未来は決まってたのかもしれない。とにかく縁起の悪い外し方だった。

東京の馬場状態は先週の府中牝馬Sとは打って変わって、内が悪くなってきてた。道中で内ラチより3頭分くらい外を通った馬の方が最終的に伸びてるレベル。このレースも掲示板は5頭中4頭が外の方を追走した馬だね。そして、翌日の日曜日の方がその傾向は顕著だった。ただ、来週からBコースに変わるらしいから、天皇賞秋の週では内が復活してるかもしれないのは注意したい。

※追記※

時計はかなり早い状態だと思う。

1着セリフォス

アートハウスの時もそうだったけど、やっぱ中内田厩舎は前哨戦の鬼だね。まぁ今回斤量54で出られたのがどう考えても儲けもんだったし、ここできっちり勝っておくのも大事なことだと思う。最終コーナーに入るところでピースオブエイトに並ばれて外に出せなくなったけど、ぽっかり空いてた内をとっとこ走って、直線ではソウルラッシュとダノンスコーピオンの後ろを取れてたから、まぁ危なげない競馬だったと思う。手応えと斤量差で前二頭を確実にかわせる自信があったっぽい。実際勝負どころのセリフォスの反応は素晴らしい。ノーステッキでめちゃくちゃ綺麗に加速してる。気性面が安定してきて、もともとそれなりだった操縦性が格段に上がってるのを感じる。脚質自在な馬は強いよね。

2着ソウルラッシュ

間違いなく本格化してると思う。この馬は逃げ先行馬がまとめて残った稍重マイラーズカップを一頭だけ大外ぶち抜いて勝ったのが印象的で、上がりのかかるレースの方が得意なイメージがあるし、実際そうだとも思うけど、よっぽど充実してるのか、今回は早い時計と早い上がりのどちらにも対応してきた。斤量57背負ってこの競馬が出来たのはめちゃくちゃデカい。安田記念の敗戦はノーカンとしても、東京でフルパワーになる馬ではないだろうと思ってた分、阪神に舞台が変わるマイルCSが楽しみになった。流石に人気になるかな?

3着ダノンスコーピオ

強いよね。3歳なのに56背負わされて、叩きのレースでこんだけ走れるってことは相当やれる馬なワケ。本番は斤量据え置きでいけるから、上積みがあれば十分勝負になりそう。この馬左回りだとちょっとヨレるのかな~。右回りは割とまっすぐ走れてる感じがするけど、左回りはラチに吸い寄せられるみたいなヨレ方してる。たまたまなのかなんかあるのかは謎。

4着ピースオブエイト

大外枠の分得してるけど、もともと8番人気の馬ではないからな。このくらい走れても不思議ではない。前進気勢が強めの馬だから、1600でもちゃんと追走できてるし、主戦場は短い距離なんだろうな。G1級の迫力はないけど、何かしらの後押しがあれば重賞をもう一回勝っても不思議ではない。そのくらい今回の上位3頭の力は抜けてたと思う。実質1着。

5着エアロロノア

馬場傾向的に1枠1番最悪すぎた。ピースオブエイトと枠が逆だったら着順も逆だったかもね。安田記念でも順当に走れてたし、東京は合ってそう。

6着ピースワンパラディ

スタートで6番のダイワキャグニーが寄ってきて、4番と挟まれる形で位置取りを下げたとこから、しゃーなしで内を追走して、最終直線だけで6着に盛り返してる。ぶっちゃけ他の馬があまり強くないのもあると思うけど、ある程度の能力は示した内容だったと思う。

7着タイムトゥヘヴン

1枠からベストな競馬をしたと思うけど、エンジンかかるのおっそいな。ラスト200mくらいは上位と遜色ない末脚使えてると思うけど、その前の400mでだいぶ差を付けられてるから、もっとスムーズに反応できればな~という感じ。

8着ラウダシオン

まともな競馬してるけど、もっとじりじり粘って勝ちに行ける競馬場のほうが良いね。距離は1600でもいけそうだけど。

9着アオイクレアトール

逃げたらノーチャンな感じのレースだった。でも、絶対逃げてやろうって感じの競馬だったな。

10着リレーションシップ

ポジション取るかと思ったけど、控えるよう指示が出てたっぽい。

11着アルサトワ

途中でアオイクレアトールにハナを奪われて、厳しい競馬になった。

12着ノルカソルカ

スタートもっさり出た分、押してポジション取ったら死ぬほど引っかかった。

12着ルフトシュトローム

復活ならず。こういう馬は復活してから考えたい。12着が同着って珍しい気がする。

13着ダイワキャグニー

直線完全に横向いて走るのやめてる。

14着レインボーフラッグ

実力不足。

 

菊花賞(自信B、結果C)

◎12ヴェローナシチー

○14アスクビクターモア

▲4ボルドグフーシュ

☆15ポッドボレット

アスクビクターモアを本命に出来なかった俺が悪い。あんま考えずに直観だけで馬券買ってたら取れたな~って結果なので余計悔しい。アスクビクターモアが勝ちに行く競馬をしてくれるかと、輸送とか折り合いみたいな不安要素が合わさって不安になっちゃったな。レース自体はめちゃくちゃ興奮できて良かった。馬券当たってたらめちゃくちゃ気持ち良かっただろうな~。残念。

事前予想にも書いた通り、アスクビクターモアが消耗戦を仕掛けるかどうかで結果が大きく変わるレースだと思ってたら、セイウンハーデスがハイペースで逃げて、アスクビクターモアが有利な展開になった。

馬場傾向は特に言うことない状態が続いてる。なんならちょっと外差し効いてるのかな?って感じ。まぁ菊花賞は馬場傾向とか関係なかったけど。時計が早いのは関係あったか。

1着アスクビクターモア

言ったやん、ダービーのパフォーマンスは異常だったって。明らかに異質なタイプのディープ産駒で、菊花賞はド本命だったよなぁ~。分かってたけどね~最後の最後で俺が耐えられなかった。でも、ここまで強いとは思ってなかったのも事実。こういう持続力を求められるレースでは強い強いと思ってたし、言ってもきたけど、その予想をもう一段上回ってきた感じ。道中12秒5を超えたのが1200~1800mまでの3区間だけで、それ以外のラップは大体12秒±0.1秒を連続してる。そのせいで途中緩めてるとは言っても2000m通過が2分1秒4だからな。セイウンハーデスが多少離して逃げて、疑似逃げの番手で展開有利だったとはいえ、ほぼ同じペースを追走してた馬が、最終コーナーであっさり逃げ馬捕まえて押し切り態勢整えてるのはバケモンでしょ。この馬が3月時点で弥生賞とかを平気な顔して走って勝ってたことがもはや怖いわ。秘めてる絶対能力は世代屈指かもしれない。こういう馬は大抵成長力◎だから、これからが楽しみ。馬が平気なら軽斤量で出てこられる有馬記念は面白いと思うけど、あまりにも激走過ぎただろうし、壊れないことをまず第一に祈ってる。

2着ボルドグフーシュ

内枠を上手く活かせたな。そもそも展開が向くかどうかと、勝負所で外に出せてるかが心配だったから結局本命は打てなかったんだけど、最終コーナーで全然隙間ないであろうところをフェーングロッテンをぶっ飛ばしながら上がってきてるし、マジで脚色が一頭違い過ぎる。普通のレースなら危ない危なくない以前に、あんなことそもそも出来ないもん。ボルドグフーシュが出てきた後、隙間がほとんど無いから、馬群から突然生えてきたみたいになってる。距離が伸びて良いどころじゃなく、レベルが一つ違った。直線もゴール板手前ではボルドグフーシュが差し切ってるんだけど、直後のクビの上げ下げでギリギリ凌がれたという感じ。最も強い競馬をしたのはアスクビクターモアではあるけど、この馬も同じくらい強い競馬をしたと思う。末脚が発揮されるコースの長距離レースでは今後主役を張っていけるレベルなんじゃないか。

3着ジャスティンパレス

ディープインパクト直子はこのレース3頭しか出てないんすよ。その内2頭が1着3着は流石としか言いようがない。まぁこの馬に関してはサメカツの好騎乗も光ってた。スタート後ポジションを取りに行けるスタートだったけど、セイウンハーデスがぶっぱなしてるのを見てか、スッと内に入れに行ったのがとにかく効いたと思う。あれでディナースタと同じようなポジションを取りに行ってたらバテてたかもしれない。あと、ikzeが言ってる1コーナーで引く形になったってのは、多分この内に入ってきたジャスティンパレスとの位置取り争いのことだと思う。サメカツ騎手は内への意識が強いジョッキーだとはよく聞くから、最初からこうするつもりだったのかもしれないけどね。直線よく頑張ったけど、流石に最後はヘロヘロになったね。でもほんとに強くなったというか、強さをしっかり表現できる馬になったな。前走は正真正銘覚醒の狼煙だったか。

4着ドゥラドーレス

よく走ったよね。ちゃんと強い馬って感じ。道中ちょっと力んで走ってるような感じもあるけど、折り合いはついてた。ボルドグフーシュの周辺をウロチョロするような割と良いポジションで、外に馬もいなくて無駄に消耗せずに済んだのも大きかったと思う。本来3000mなんて走る必要ないというか、中距離に適性のある馬だと思うから、条件が整った時に思ったよりも走るんじゃないかな。

5着シホノスペランツァ

本来はヤマニンゼストがやりたかった競馬をこの馬がしたって感じよな。後方待機から最終コーナーでスルスル内を通って位置を上げて、あとは距離適性でじわじわ伸びて何着かという勝負。浜中J好騎乗というか、思い切った良い騎乗だったよね~。これで届かないんじゃあしょうがないというか。上位3頭が抜けてたな。

6着ヤマニンゼスト

最終コーナーで外を回った分って感じだけど、内を回してても4着争いだったろうから、馬券という意味では結局ね。まぁでも思った通りちゃんと走ったよな。漏れは最終的に金が足りなくてポッドボレットしか穴候補は買ってないんだけど。

7着プラダリア

ま~こういう持続力を問われるレースが得意なタイプとは思えない馬ではある。じゃあどういうレースが一番持ち味が活きるのかと言われると、はっきりとは分からない馬なんだけど。現状ダービーの出来がピークだった感じは強い。今回それなりの位置を追走して、最後までバテずに走れてるところを見ると、長距離向きではあるんだろうけど、もっと立ち回りというか先行力が活きる舞台の方が良いのだろうというのが自然な仮説になるのかな。

8着ガイアフォース

厳しい競馬になった。スタートさえ決められれば内枠を上手く使う競馬も出来ると思ってたけど、もっさり出ちゃったせいでモロ馬群に呑まれて引っかかっちゃってたな。こういうハイペースの持続力勝負はそもそもこの馬苦手だとは思ってたから、直線伸びてないことに驚きはしなかった。この馬もプラダリアに近いキャラクターで、先行抜け出しが理想の馬だと思うから、もっとスローなレースが望ましかったはず。もし今回緩いペースになってたら結果は変わってたと思う。

12着ヴェローナシチー

いや~ここかと思ったけど、そもそも距離が持たなかったかな~。ただ、調教攻め過ぎたパターンの可能性も普通にあるから、次走とかの結果も含めて考えていかないといけない。

14着ディナースター

スタート出てポジション取れたのが意外だったね。この馬の大まくりを展開予想に確定事項として組み込んでた人は可哀想。スタート決められずにまくる展開とどっちが着順上になったのかは気になるところ。

15着フェーングロッテン

普通に引っかかってたし、条件が合わな過ぎたね。ポテンシャルはかなり高い馬だと思うから、必死で走ってくれるようになったらもっと面白そう。

16着ポッドボレット

普通に考えてこの展開先行したら無理なんだよね。アスクビクターモアが異常。

17着セイウンハーデス

影の立役者。アスクビクターモアがここまで極端ではないにしても、似たような競馬を展開すると読んでたから、セイウンハーデスがぶっぱなしてるの見てガッツポーズしたんだよな。それでもアスクビクターモアの仕掛けの位置には大変驚かされたが。

 

 富士Sはめちゃくちゃ割り切れてて、外れてもアハハと笑い飛ばせたけど、菊花賞は事前予想の時点で既に人気馬を軸にするのか、穴-穴のワイドを狙うのかで意見が割れちゃってるし、相当買い目に悩んでたのが透けてる。事前予想の書き始めではアスクビクターモアを本命にする気だったんだけど、展開に左右される部分が多いことを特に気にしちゃったよな。でも、結局馬券はアスクビクターモアが勝ちに行く前提で買ってるんだから、初心に戻ってアスクビクターモア本命に立ち返るべきだった。未熟。

 来週はアルテミスSスワンS天皇賞秋。天皇賞秋は夏くらいからずっと楽しみにしてたレースだからもちろん考えはするけど、あまりにも展開が激しそうだし、好きな馬も多すぎるしで、馬券的なうまあじは望めないから、土曜の重賞をきっちり獲りたい。特に2歳重賞のアルテミスSは当てたいね。圧倒的1番人気の馬がぱっと見では普通に勝ちそうだからその点はあれだけど。