ミロヴィ幼女

思っていないことを思う

2022天皇賞春

天皇賞春(自信S、結果C)

◎18ディープボンド

○5マカオンドール

▲16タイトルホルダー

△1アイアンバローズ

阪神大賞典終わった直後くらいには対抗にマカオンドールを選ぶ予定だったのもあって、正直前日まではかなり自信があった。雨も降るし、流石にそろそろ差しも効く馬場になるんじゃないかと想定して予想してたけど、阪神の馬場が延々と前有利の傾向が続いてて、当日に軌道修正するかかなり迷った。結果的には先行勢にもっと厚く印を回す必要のあるレースだったなと思う。もっと謙虚に馬券散らしてたら負けはしなかったとは思うけど賭ける意味ないって言ってそうだしなんとも。三連単とかに散らさずに素直にタイホとプボの馬連に任せときゃよかっただけの話と言われればそうなんだけど、それはそれでモヤモヤするよね。

レース自体はシルヴァーソニックの落馬で結構窮屈になった(特に有利な先行勢の立ち回りが)から、本質的な部分は不透明だという前提を踏まえつつ、素直に各馬のレースぶりを振り返ることにします。

タイトルホルダーは本当にスタートとスタミナの鬼やね。いつの間にかハナ取っててびっくりしたもんな。想像以上にぐずぐずのじりじりレースになったのに、最後の直線の手応えがよすぎる。馬場傾向も展開も向いたとはいえ強い内容だった。その展開を作ったのもこの馬自信なわけだしね。凱旋門も結構期待できるし見させてほしいところ。

ディープボンドはあまりにも運がなかった。大外なのもそうだし、落馬もそうだし。ただ、タイホがベストラップを刻む以上、タイホを負かせるのは爆発的な末脚を使えるタイプの馬だったと思うから、どのみち不利な勝負ではあったカモ。タイホに息を入れさせない馬がいればまた全然違ったと思うけどね。それくらいリズムは大事っぽい。プボもガス欠ってほどじゃないし、脚もしっかり使えてたけど、それ以上に前がキレたら絶対勝てないからなぁ。アンスキ発動した逃げを差すには後方脚質のウマが加速スキルをドンピシャで重ねるしかない今のウマ娘環境を想起するレースだった。もっと長距離G1があれば焦ることもないんだけど。長距離路線のビッグタイトルがもう一個なんかほしいよ。

テーオーロイヤルは枠の相対的なアドを道中存分に活かせた。最終直線はバテてたけど、斤量面の不安もあったしよく持った方。4歳だからまだまだ強くなりそうでこれからが楽しみな一頭。リオンディーズ産駒だし。

ヒートオンビートは思ってたよりずっと強かった。道中は結構難しい位置を走ってるのに、直線まともに伸びてきてるところを見ると意外と底の深い馬なんだなという印象。

アイアンバローズはスタート後にタイホの後ろを取れなかった時点で勝負あったと思ったけど、こいつも意外と最後頑張って走ってた。理想通りのポジション(テーオーロイヤルくらいの位置)を取れてれば3着はあったかもわからんね。予想段階ではこの馬の存在が自分の中でのタイホの評価を不安定にしていた。気性面が怪しい馬だから、1枠1番が極端すぎて困ったよね。実際はタイホがアホみたいに早くハナに立ったから、スタートから押していくくらいでちょうどよかったわけだけど、あくまで結果論。そのままかかり倒してタイホと一緒にぶっ潰れる可能性もあったわけで、択ゲーだったと思う。

それ以外のウマに関しては、前から沈んだ馬はスタミナ不足だし、後ろでそのまま沈んだ馬はそもそも後ろから来れるレースじゃない(序盤締めて中盤緩むラップで且つ前の馬が強くて止まらない)から、今回の着順は以降のレースに持ち込むべきではないと思うので割愛。どちらかというと考えるべきはこのレースを使った反動だと思うので、なんなら今回は着順が悪かった馬の方が次走注目できるまである。

 個人的には今回はプボに勝ってほしかったからめちゃくちゃ悔しかったな~~~~。でも勝ったのがタイホなら一応おさまりもつく。これで21年牡馬クラシック世代は三冠のそれぞれが古馬混合G1を勝ったことになるのスゲーよね。一頭海外G1だし、しかもダービー馬が。

 来週はNHKマイルCなワケよ。案外春のG1連戦でここが一番予想するのが難しいかもね。牡馬クラシック路線とは若干ズレた馬が集まって実力差を測りにくいから。今回は過去にNHKマイルCに通ずる早いペースを経験したことがあるかどうかと、東京競馬場でパフォーマンスを発揮したことがあるかどうかをとりあえず見ていきたいとおもているよ~。天皇賞春は書いてたら切りがないと思ったから事前予想は上げなかったけど、NHKマイルCは間に合えば書きたい。そろそろ勝ちたいし。