ミロヴィ幼女

思っていないことを思う

2023ジャパンカップ

ジャパンカップ(自信A、結果S)

◎2イクイノックス
○1リバティアイランド
▲17スターズオンアース

レースに感動したのと、ポケモンも冬眠してて時間はあるので久しぶりの更新です。

後出し虫拳で申し訳ないけどまずは個人的な馬券の自慢話。イクイ-リバティ-スターズの3連複をホントの抑えでちょこっとと、イクイ-リバティ-スターズの三連単を本線、イクイ-スターズ-リバティの三連単を保険で買って的中。今年の負けの3分の1くらいを返済出来てハ↑ッピースマイル。普通にまだ負けてるけど。

レースの総評は、エンタメとしては文句なしの100点満点。実際のレースレベルは90点くらいだったと思う。2023秋天はどちらも””極み””だった。公式のラップタイムがパンサラッサのタイムだからよく分からんけど、多分タイホ以降のペースはミドルで、スローではないはず。それに加えて有力馬がほとんど先行して、似たようなポジションで競馬をしてたから、見た目以上に道中はしんどかったと思う。そういうレースで、支持されてた上位馬が掲示板を独占したんだから、ジャパンカップらしい実力顕著なレース内容だったという印象。

1着イクイノックス

あんたが大将。今年に入ってからのイクイノックスは「理想」と言っても過言ではないレースっぷりだよな~。レースの予想段階では、リバティが本当にイクイノックスを負かしにいくなら、イクイノックスより前で競馬しなきゃいけないと思ってたから、突進したタイホに釣られて伸び上がるみたいなスタートになった時だけドキッとしたけど、無事3番手を確保した時点で負けは見えなかったな。
マークすれば見てから動けるから、基本的には有力馬の後ろに付ける方が有利なのは分かるけど、イクイノックスが相手だと見てから動くのでは間に合わない。どうせ仕掛けが先になるならポジションも前が良い。イクイノックスに自分のペースでレースを作られると他にとっては苦しい競馬になるから、さっさと隊列を固めて、ドスローの瞬発力勝負でポジション差を最大限活かして逃げ切るくらいしか勝ちパターンを想像できない。それくらい今のイクイノックスは競走馬として完成されてると感じる。

2着リバティアイランド

一番苦しい競馬をしたのはこの馬だと思うけど、それでも2着にまとめたんだから斤量差を考えても相当強い。他の上位馬が割とすんなりポジションを確保できたのに対して、リバティはプボと軽い接触があって引っかかっちゃったし、道中もスターズに併せられて引っかかってる。最終直線でいつもほど伸び切れなかったのは距離というよりかは折り合いの問題が大きかったと思う。今回のレースが精神的な成長につながればもう一回り強くなりそう。

3着スターズオンアース

有力馬が内に固められたのにオークスに続いてまたピンク帽だし、怪我で秋天スルーして本調子じゃなさそうだしという感じで、人気馬の中では一番逆境だったと思う。しかしこの馬は逆境の鬼、鉄の女なのです。周りが強ければ強いほど燃えるタイプだしね。そこにビュイックの神騎乗が合わさり根性で3着。大外から後入りでスイーっとイクイノックスの後ろに付けたのワロけるくらい凄いと思う。信じて良かったビュイック
リバティとの差は枠と斤量で説明をつけてもよさそうな着差だったし、来年のJCもかなり面白そう。

4着ドウデュース

馬体の雰囲気的にもう2400は長いと思ってたから、スターズに迫ったのは驚き。リバティもムキムキではあるけど、あっちは牝馬だからね~とか思ってたら、インでじっとしてたとはいえ最後は堅実に脚を使えてるんだよな。相変わらず不思議な馬だなという感想。ハーツクライの血がそうさせるのだろうか。
この馬、実は去年の凱旋門ローテから始まって、ドバイターフ取り消しからの怪我からの地獄の秋天で、泣きっ面にハチすぎて顔面ボコボコって感じだったから、そろそろ軽んじられそうだけど、来年も同程度のポテンシャルを発揮できる状態なら普通にG1で勝ち負けできる気配は感じる。

5着タイトルホルダー

ま~有馬への叩きぃですかねぇ。そんなに勝負しに行ってる感じでもなく、普通に回ってきたなという印象。それでも5着に残したわけだし、フットワークとかを見ても調子は良さそうに思う。いいんじゃないでしょうか。

6着ダノンベルーガ

あんまし調子良さそうじゃないけど、正直戦ってる相手が悪いような気もする。G1だとちょっと足りないのが現状かも。

7着ヴェラアズール

去年勝っててよかった~と心の底から思ってそう。実際去年は能力的にもピークに近かったし、ペースもドンピシャだったから、勝つべくして勝ったと思う。今年はこういう運命だった。

10着ディープボンド

本当はイクイノックスのポジションにいないとダメな馬だけど、まぁ外の方の枠だったし、本線は有馬だろうしで及第点。相変わらず綺麗な大跳びの走法で、直線もこの馬なりの脚はしっかり使えてるから、出来が良かったてのは本当だと思う。今年の有馬は内枠引けると良いね。

12着パンサラッサ

序盤中盤あれだけぶっ飛ばして、走破タイムは2分24フラットなの地味に凄くね。正式に引退が決まったということで、お疲れ様ですという感じ。
まぁ今回の大逃げは流石にドキドキするってことは無かった冷たい競馬マシーンだった漏れだけど、ドバイターフとかサウジカップはめちゃくちゃ嬉しかったし、2022秋天はそれに輪をかけて死ぬほど興奮したわけで、稀有な馬だったなと思う。やっぱり逃げ馬は華があるよね。

 

 先行して上がり最速出せば競馬は大体勝てるやで~(笑)を、事実上の現世代頂上決戦で涼しい顔してやってのけた怪物ポニーはもう国内に走るレース無いと思うけど、10年後20年後もイクイノックスの強さを語り継ぐときに、クラシックを勝てなかったってのはやっぱり瑕になるだろうから、秋古馬三冠とかいうもはやクラシック三冠よりも取るのが怠い称号を拾っていってほしさはある。2歳3歳の頃と比べると見る影もないほどに丈夫になっているとはいえ、リスクを取ってまで有馬出る意味は会員に4歳引退を納得してもらうための交換材料(そもそも交渉する必要すらないことは置いといて)くらいしかないから、どうなるかは分からんよな~。一番丸いのは「疲れが取れない」みたいなコメント出して年内引退だろうけど。

 なにはともあれ、好きな馬の馬券を買って、最高のレースが見れて、金までもらえるのは最高の気分だってコト。競馬最高!