・阪神JF(自信A、結果S)
◎7アスコリピチェーノ
○6ステレンボッシュ
▲11スウィープフィート
後述する中日新聞杯と比べると、このレースは久しぶりに会心の予想だったと思える。最終的な馬選び自体は半信半疑だったけど、上手く行ってくれて助かった。最後の最後まで軸を迷ってたせいで、スウィープフィートとのワイドに余分な資金を取られたのは惜しかった。予想は事前予想の方に書いてあるので省略。
レースの総評としては、短距離向きの馬が多いことで緩みないペースになって、前崩れからの差し馬台頭という予想通りの展開だった。そして、意外と全体のレベルが高かったなという印象もある。多少時計が出る馬場だったとはいえ走破時計も申し分ないし、その中で抜け出した上位3頭は言わずもがな、後れを取った馬の中にも素質を感じる馬は結構いた。ここに更にボンドガールとチェルヴィニアが加わると考えると、少なくとも層の厚さは感じる。
馬場傾向自体は内伸びではあったと思う。
1着アスコリピチェーノ
個人的にはこの世代はチェルヴィニアが一番強そうだと思ってたけど、今回の走りを見て、アスコリピチェーノもまだまだ底が見えないと感じた。まずスタートがすごく良くなってて驚いたな。ちゃんとスタートしたおかげでちょっと前過ぎるくらいの絶好位を取れて、直線もスムーズに追い出せた。後は伸びるだけの完璧なレースだったと思う。この馬、反応が抜群に良いからなぁ。ただ、直線入るところでちゃんと左手前になったのに、ムチが入ったあたりで右手前になって、ステレンボッシュとの競り合いのあたりでまた左手前に戻してみたいな、直線ふわふわするところはまだあるなという印象。そういう粗削りな部分がありながらも、中団から上がり33.7は相当強い。ダイワメジャー産駒だけど2歳以降も期待できる馬だと思う。馬体的にもね。
2着ステレンボッシュ
返し馬でハッスルしてたっぽいのと、スタートで内によれてスプリングノヴァにタックルしたこと以外は、勝ち馬を徹底的にマークした完璧な競馬だったと思う。直線でルメールはコラソンビートの外を狙ってたのかどうかは定かではないけど、結局内の進路を取ることになって、馬がいないラチの方によれてアスコリピチェーノと併せ馬の形にならなかったのがもったいなかったな。馬体を併せられていれば勝ってたかも分からん。馬の完成度的にはアスコリピチェーノの方が上だっただろうから、如何にルメールのキャリーが偉大かって話ではある。
3着コラソンビート
やっぱり枠がもうちょい内ならな～という競馬になったな。9番のシカゴスティングが好スタートを決めてくれた分、多少内に入れやすくはなったけど、それでも収まりが悪くてアスコリピチェーノの前に割って入るような感じでポジション取るのが精一杯って感じだった。しかも、3コーナーで引っかかってまた外に出ちゃって、あとはそのまま外を周る競馬になったらそりゃ最後甘くなります。能力的に1600は走れたはずだけど、実際はもうちょい疲れる競馬をしてるわけだからね。ただ、そういう競馬になっても上位2頭に食らいついていったのは地力の高さをしっかり証明したとも言える。マイルまでなら世代上位なのは間違いない。
4着サフィラ
この馬もまず枠がキツイよなという同情はまずあるとしても、松山に内への意識があったのかは謎みたいなところはあるから、もし本命にしてたらキレてたかもしれん。マイルは短い感じの馬なんだから、道中は少しでも流れに乗るために1列でも内に収まりたいもんだと思うけど、結構自信満々に大外追走してるっぽいんだよなぁ。むしろこれで最後しっかり伸びて4着になるのは地力の高さを感じるよ。距離と枠の問題でもっと負けてくれると思ってただけに、あんまオッズ下がらなさそうだな～というのが不満。
5着シカゴスティング
サメカツ会心の騎乗ではあったが、上位3頭との力の差はこの距離では覆せなかった。惜しい。馬鹿みたいな仮定ではあるけど、もし1400だったら勝ってたからね。ここで気持ち良く逃げたせいで次走から気性がヤバくならないかが心配ではある。
6着ルシフェル
阪神マイルのピンク帽はクソ枠ってこの2年で十分思い知った。なんなら去年までは変則開催で内が荒れて、外からの選択肢もあったりしたけど、今年はそういうボーナスも無くただただクソ枠。それでもスタートからちゃんと内に寄せていって、3コーナーの入りではサフィラ松山より1列内でルメールの後ろにいるムルサバエフ。やるじゃん。ただ、4コーナーでサフィラをマークしちゃうんだよな～。内でごちゃつくリスクを切りつつ有力馬の後ろに付けられるから理解できる選択だけど、結果的にルメールのケツをずっと追っかけてれば、このレースは3強じゃなくて4強だったと思うわ。最終的には直線に入った段階でルメール北村ペアが抜け出してスペースが出来たと見たら迷わずそこに飛び込むのは凄い思い切りの良さ。あとは前が開いてくれればって感じだったけど、詰まって進路変更のロス。かなり速度を落として進路変更してるから、そこがスムーズなら少なくとも3着争いは確実だったと思う。
この馬は絶対的な能力が一番不透明な馬だったんだけど、今回で結構ちゃんとした実力馬だったってことが判明したから、展開有利だったとはいえこの馬を新馬戦でボコったエコロヴァルツもそれなりに保証されたと思う。なんでこんな話をするかというと、朝日杯FSにそのエコロヴァルツが出走予定だからです。
7着スウィープフィート
出遅れ御免。走法的にどちらかといえば中距離寄りの馬だと思うから、出遅れた時点で流れに乗れないよな。しかしだからといって最後方でじっとできるわけでもなく、引っかかって進出して、前に馬を置けないまま一頭だけ隊列の外を捲っていったんだから、もっと下の着順でもおかしくないクソみたいな競馬。7着は競馬の内容を鑑みると立派まである。永島さんが悪いかと言えばまぁギリ悪いんだけど、初G1でこの馬に乗せられてる気の毒さが勝つ。馬の能力はあるから、これ以上気性が悪化しないことを祈る。
8着ドナベティ
スタートで内の馬に若干寄られて終わった～って感じだったけど、たまたま最内が空いててぴゅーっとそこに収まって、イン突きに賭けられた結果。流石に道中1回詰まって減速してるから、実際はもうちょっと前の方でゴール出来てたはず。トラックバイアスにガン乗りした感は否めないから次走以降の指標には微妙だけど。
9着コスモディナー
調整失敗っす。
10着キャットファイト
ちらっと映った返し馬がかなり引っかかってた感じだったけど、あれだけのスタートを決めたら流石に先行したほうが良かったとは思う。ただ、前受けしてたらどうこうって言えるレベルの手応えではなかったから、そもそものリズムが狂ってたのかな～という結論。
・中日新聞杯(自信C、結果S)
◎11ハヤヤッコ
○14ピンハイ
このレース本当にビタビタに当たってるように見えるけど、実は、予想している内にいつの間にか先週のチャレンジカップとチャンピオンズカップが脳内でごっちゃになって、チャレンジカップが中京で行われていたと勘違いしてたんだよね…。だから、中日新聞杯も高速かつ内有利なトラックバイアスだと思い込む意味不明なことが起きてて、え～つまり、え～～～まぐれです。
その間違った前提の上での本命対抗の根拠としては、ハヤヤッコは意外と軽い馬場で持続力勝負が得意なのではという仮説があったのと、メンバーレベルに対してオッズが美味しいと思ったから。ピンハイは対抗にしたい目ぼしい馬が他にいなかったから伸びる(現実はそこまででもない)イン突きを夢見て買った。とにかくなんか上手くハマったという感じ。ラッキー上等。競馬は運です。
レース全体の総評は後半1000mからじわじわペースアップして、比較的先行馬に苦しい展開。馬場はまだ内有利目ではあったと思うけど、外差しも無しではなかった。
1着ヤマニンサルバム
道中上手く内を立ち回ったとはいえ、先行馬の中で唯一脚色が違ったから、強かったと思う。現状良馬場で立ち回り系の馬というあっさい認識しかない。三浦おめ。
2着ハヤヤッコ
良い末脚だった。58.5背負わされてこの内容はいいね。函館と中京は何か合ってるんだろうな。コースの形なのかレース傾向なのかはよく分からんけど。
3着ピンハイ
相変わらず馬体減りが苦しいけど、休み明け2戦目でもちゃんと馬券になってくれて感謝。1800がベストだろうから、今回は2000を外枠で道中外を周らされたのがきつかった。
4着キラーアビリティ
執拗な斤量いじめを受けてる。去年勝ったし今年も僅差の4着だしで、中京得意なのかな。
5着シュヴァリエローズ
直線まではほぼ完璧だったと思うけど、調子良く加速し始めたところでリューベックに寄られてフラッとして、再加速を要するところがあった。そこがスムーズだったら1着争いだったかもね。
6着サトノエルドール
直線でよれたキラーアビリティの影響でスパイダーゴールドと接触して加速をし直してる。
9着リューベック
道中引っかかってたね。
11着ホウオウビスケッツ
スタートから1コーナー過ぎくらいまで、かなり引っかかってハナを取っちゃった感じ。フリージア賞みたいな道中緩めて後半じわじわペースアップする競馬がもう一度できればいいけど、現状気性的に難しいところはありそう。他に逃げ馬の候補がいなければオッズ妙味があるかもしれない。
ちなみにカペラSはyoutubeで予想動画だけちょろっと確認して前崩れを信じて差しの人気薄に賭けたら、好スタートでテイエムトッキュウに一瞬でレースを支配されて前残りで萎えました。でも、今週の勝ち分で今までの負けをまとめて吹っ飛ばして回収率99％まで帰ってきたから、あと2週間でプラスに転じられるよう頑張りたいっす。押忍。
ポケモンがDLCで万が一神環境になったらまた競馬をおろそかにすることになるけど、多分そんなに面白くならないと踏んでる。失礼ながら。DLC発売日までに朝日杯FSの予想に目途をつけられるようやっていきます。
